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HelpDesigner FAQ


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質問

Q1 作ったヘルプを配布するとトピックの検索ダイアログが表示されない?
Q2 ぶら下げインデントってできないんですか?
Q3 HelpDesignerには作表機能ってないんですか?
Q4 画像をクリックするとジャンプしたりするヘルプを作りたい?
Q5 作ったヘルプをアプリケーションに組み込みたいのですが?
Q6 トピック内に"\"や"{"を表示させたいのですが?
Q7 タイトルに";"(半角セミコロン)を表示させたいのですが?
Q8 英語環境で使えるヘルプを作りたいのですが?
Q9 Aキーワードってどうやって使うの?
Q10 SHG Editorとの連動機能ってどんなモノですか?
Q11 アーカイブに付属している「ctex_1xx.lzh」ってなんですか?
Q12 作ったヘルプファイルの配布条件などはあるのですか?
Q13 "Note"とか"Warning"とか"Error"ってなんですか?
Q14 ツールバーのボタン表示がおかしいですが?
Q15 日本語の入力ができなくなったり、日本語が乱れて表示されてしまうよ?
Q16 HTML Help ってHelpDesignerで作れるんですか?
Q17 "*.hls"ってファイルが作られるのですが、これはなんなのでしょうか?
Q18 HelpDesignerに隠しオプションがあると聞いたのですが?
Q19 このヘルプを読んでも使い方が理解できませんが?
Q20 すべてのヘルプのタイトルが「1 (Help Author On)」と表示されるようになってしまいました!


質問と回答

Q1

HelpDesignerで作ったヘルプファイル(*.hlp)を配布すると、ツリー状に表示されるべき目次が表示されません。何か特別な方法があるのでしょうか?

A1

ヘルプファイルは"*.hlp"だけではツリー状の目次(トピックの検索ダイアログと呼びます。)は表示されません。目次の情報はコンテンツファイル(*.cnt)に記述されていまして、その"*.cnt"が"*.hlp"と同じフォルダにあるとトピックの検索ダイアログが表示されるようになるんです。

ヘルプファイルを配布するときは、"*.hlp"と一緒に"*.cnt"を配布するようにして下さい。"*.cnt"はヘルプファイルと同じフォルダに作成されています。

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Q2

ぶら下げインデントをさせたいんですが、方法が分かりません。教えていただけないでしょうか?

A2

ぶら下げインデントは可能です。ただし、HelpDesignerの標準機能ではサポートしていないので、自分でヘルプ文を書く必要があります。詳しくは下のサンプルをトピックに挿入してみてください。

\li1440\fi-1440 \{bmct ktext.bmp\} {\b サンプル} このトピックはぶら下げインデントのサンプルになっています。どうですか?ちゃんとぶら下がってますよね?ぶら下げる位置の調整なんかは数字の部分を調整するコトになります。\par\pard

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Q3

HelpDesignerには作表機能ってないんですか?今まで使っていたツールにはありましたが...

A3

残念ながらHelpDesignerには作表機能はありません。しかし、表を簡単に作ることができるツールを DEKO氏 が作成して、 M&I氏 が改良してくれました。

このツールは「WinHelp表作成支援プログラム "CT"」という名前でして、 関連ツールのページ からダウンロードできます。便利なツールですのでぜひ使ってみた下さいね(^-^)

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Q4

HelpDesignerのヘルプのように画像をクリックすると、その場所に応じたトピックにジャンプするヘルプファイルを作りたいのですがどうすればいいのでしょう?

A4

画像をクリックしてジャンプしたりポップアップしたりされるにはSHGファイルと言う特殊なBMPファイルが必要です。このSHGファイルはヘルプファイル専用(?)のホットスポット情報を持ったBMPファイルです。

SHGファイルはヘルプワークショップをインストールするといっしょにインストールされる"Shed.exe"( ホットスポットエディタ )か、 DEKO氏 作の「SHG Editor」で作成できます。HelpDesignerにはSHG Editorとの連動機能がありますので、私としてはSHG Editorの使用をオススメします(^-^)

Delphi等、インプライズの開発言語製品には"Shed.exe"(ホットスポットエディタ)が含まれていないのでSHG Editorをダウンロードする必要があります。SHG Editorは DEKO氏のホームページ からダウンロード可能です。

ヘルプワークショップに付属している"Shed.exe"の使い方を簡単に説明します。

あらかじめSHGファイルに変換したいBMPファイルを用意しておきます。( ホットスポットエディタはBMPファイルを作成できません。あくまでもBMPファイルをSHGファイルに変換するだけのソフトです。 )

ホットスポットエディタのメニュー「File」-「Open」を実行して変換したいBMPファイルを開きます。

開いたBMPファイルの上でマウスをドラッグすると範囲選択ができます。ホットスポットにしたい部分を範囲選択して下さい。

範囲選択した部分の上で右クリックすると、「Attributes」というダイアログが開きます。

ダイアログの「Context String」にジャンプ or ポップアップさせたいページのコンテキストを入力します。「Type」でそのホットスポットがジャンプ( jump ) or ポップアップ( Pop-up )かの設定ができます。

ダイアログの「Attribute」の設定を「Invisible」にします。( デフォルトでは「Visible」になっていて、作成したshgに範囲選択の線が残ってしまいます。 )

メニュー「File」-「Save As」を実行してファイルに名前を付けて保存します。

...以上です。ちなみにSHG Editorを使ってのSHGファイル作成も基本は変わりません。SHG Editorは日本製のソフトウェアなので私のように英語が苦手な人にも安心ですね(^-^)

作成したSHGファイルをトピックに挿入して、ヘルプを作成すると無事にホットスポットを持った画像を含むヘルプファイルの完成です。

SHGファイルを含むヘルプがアプリケーションに付属しているとカッコイイ!?ので是非チャレンジしてみて下さい(^-^)

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Q5

HelpDesignerで作成したヘルプファイルを自作のアプリケーションに組み込みたいのですがその方法が分かりません。教えていただけないでしょうか?

A5

これは困る質問なんです(^-^; ヘルプファイルをアプリケーションに組み込む方法は使用言語によって異なりますし(APIを使えばだいたい一緒ですが、言語によっては専用の関数がある場合もありますね。)、私はVBとDelphiしか使ったことないですから...

一応、VBとDelphiでアプリケーションからヘルプを呼び出す方法を書いておきますが、各自で調べていただく方が確実です。

VBアプリケーションにヘルプを組み込む時のAPI

Declare Function WinHelp Lib "user32" Alias "WinHelpA" (ByVal hwnd As Long, ByVal lpHelpFile As String, ByVal wCommand As Long, ByVal dwData As Long) As Long

'トピックを選んでヘルプを開く
Public Const HELP_CONTEXT = &H1

'トピックの検索ウインドウを開く
Public Const HELP_FINDER = &HB&

'トピックの検索ウインドウを開く時
WinHelp(hwnd, App.Path & ".hlp", HELP_FINDER, ByVal 0&)

'トピックを選んでヘルプを開く時
WinHelp(hwnd, App.Path & ".hlp", HELP_CONTEXT, ByVal 3000&)

ちなみにウインドウスタイルを指定してヘルプを表示させたい場合は下のように書きます。

WinHelp(hwnd, App.Path & ".hlp>***", HELP_CONTEXT, ByVal 3000&)
'"***"にはウインドウスタイル名が入ります

使用するウインドウスタイルを指定しない場合、ウインドウスタイル"main"がデフォルトで使われます。

ByVal 3000& の 3000 の部分にコンテキストIDを記入します。

Delphiアプリケーションにヘルプを組み込む時の関数

Delphiアプリでヘルプを開くには、Application.HelpCommand を使うと簡単です。

Application.HelpCommand でヘルプを開く前に、Application で使用するヘルプを指定してやる必要があります。

Application.HelpFile :=
ChangeFileExt(Application.ExeName, '.hlp');
//ヘルプファイル名がアプリケーションファイル名と拡張子違いの場合

ちなみにウインドウスタイルを指定してヘルプを表示させたい場合は下のように書きます。

Application.HelpFile :=
ChangeFileExt(Application.ExeName, '.hlp>****');
//ヘルプファイル名がアプリケーションファイル名と拡張子違いの場合。"****"にはウインドウスタイル名が入ります。

使用するウインドウスタイルを指定しない場合、ウインドウスタイル"main"がデフォルトで使われます。

「Application.HelpCommandで一々ヘルプファイル名を指定しなくても、プロジェクト オプションで指定すればイイじゃん」とお考えの方。残念ながらそれは間違いです(と、私は思います)。この場合、当然フルパスじゃなくてファイル名だけで設定しますが、これだとカレントフォルダが変更されたときにヘルプを開けなくなってしまいます。ですのでApplication.HelpCommandでヘルプファイルをフルパス指定した方が確実です。

//トピックの検索ダイアログを開く時。
Application.HelpCommand(HELP_FINDER, 0)
//トピックを選んでヘルプを開く時。
Application.HelpCommand(HELP_CONTEXT, 3000);
//3000 の部分にコンテキストIDを記入します。

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Q6

トピックに"c:\windows\notepad.exe"と表示させたいのですが、ヘルプファイルを表示させると"c:windowsnotepad.exe"と表示され、"\"が表示されなくなります。何か特別な方法があるのでしょうか?

また、"{"や"}"でも同様のことが起こります。

A6

"\"や"{"と"}"はWinHelpで予約されている文字なので、普通に書いてもヘルプファイルでは表示されなくなります。

で、解決方法ですが、"\"の場合は"\\"、"{"と"}"の場合は"\{"、"\}"という風に"\"を頭に付けてやるんです。この辺はC言語などと同じでしょうか。

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Q7

タイトルに";"(半角セミコロン)を表示させたいのですが、ヘルプファイルを表示させると";"(半角セミコロン)を入力したページがなくなってしまってるんですが?

A7

タイトルに";"(半角セミコロン)を表示したい場合は"\"を前に入力してやる必要があります。"\"や"{"と同じパターンなんですが、";"(半角セミコロン)の場合はタイトルやキーワードに書き込むときに必要になるんですね。

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Q8

HelpDesignerで英語環境で使えるヘルプファイルは作れないのでしょうか?フォントを「Arial」にして、すべてアルファベットで文章を書いても英語環境で実行すると、「test.hlp was created for a language not supp-orted by your version of Window.」と、言うエラーメッセージが出てヘルプファイルを見ることができません。

A8

HelpDesignerで作成するヘルプファイルは使用言語を日本語で固定しています。ですから日本語環境以外のWindowsで使えるヘルプファイルは基本的には作れません。

HelpDesignerを使って英語環境で使えるヘルプファイルを作るには、HPJファイルを直接編集する必要があります。HPJファイルをテキストエディタ等で開くと...

    LCID=0x411 0x0 0x0 ;日本語

と言う行があります。この行を...

    LCID=0x409 0x0 0x0 ;U.S.

と書き換えて保存して、ヘルプ作成ウィザードで[HPJファイルを自動作成しない]オプションを付けてヘルプファイルを作成してください。

また、ヘルプワークショップでHPJファイルを開けば様々な言語環境で使えるヘルプファイルを作ることができます。詳しくはヘルプワークショップのヘルプを参照してください。

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Q9

Aキーワードってどう使うモノなんですか?設定してもヘルプには表示されません... が?

A9

Aキーワードは複数のページに同じモノを設定しておいて、ページをグループ分けする場合に使うキーワードです。Aキーワードの詳しい説明は、 関連ツールのページ で公開している「HelpDesigner 逆引きヘルプ (C)うらん ( FZW00741@nifty.ne.jp )」に書いてあるので、ダウンロードしてみて下さい。

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Q10

HelpDesignerにはSHG Editorとの連動機能があるらしいですが、これはどういうモノですか?また、SHG Editorとはなんですか?

A10

SHG EditorとはSHGファイルを作成するタメのソフトウェアで、 DEKO氏 が作成・管理しています。HelpDesignerはメニュー[表示]-[ホットスポットエディタ]からSHG Editorを呼び出すときに、SHG Editorに現在開いているプロジェクトのコンテキスト情報を渡してから呼び出すようにしています。

プロジェクトのコンテキスト情報をSHG Editorに渡した場合、SHG Editorはホットスポット領域のプロパティのコンテキストID(コンテキスト文字列)を入力する部分の形状が変わり、コンテキストをリストから選んで入力できるようになります。これはなかなか便利な機能です(^-^)

あと、画像ファイルの挿入ウインドウと画像ファイルの登録ウインドウでSHGファイルのプレビューが可能になります。

常にSHG Editor最新版での動作を確認しています。

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Q11

HelpDesignerのアーカイブに「ctex_1xx.lzh」ってやつが含まれていますが、これってなんですか?

A11

「ctex_1xx.lzh」には DEKO氏 作のコンテキストヘルプ作成支援ツール、「THelpContext Selector」が含まれています。DelphiやC++Builderなど、Borland系の開発ツールを使っている方は、ぜひインストールしてみて下さい(^-^)

「THelpContext Selector」の詳しい説明は「ctex_1xx.lzh」を解凍して、"CNTXTEX.HLP"を参照して下さい。

「THelpContext Selector」はBorland系以外の開発ツールを使っている方には関係のないツールになります。

また、「THelpContext Selector」のサポートは HD-BBS でも行います。DEKO氏に直接メールを送ってもサポートしてもらえると思いますが、 HD-BBS の方がみんなで情報を共有できますので、なるべく HD-BBS を使うようにして下さいm(_ _)m

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Q12

HelpDesignerで作成したヘルプファイルには配布条件などはあるのでしょうか?シェアウェアのヘルプとして一緒に配布しようと思ってるんですが...

A12

テキストエディタで作成したテキストファイルに配布条件がないように、HelpDesignerで作成したヘルプファイルにも配布条件はありません。ですから目的に関係なく自由に配布してかまいません。私への連絡や、ヘルプに「HelpDesignerで作成した」などを書く、といった条件はいっさいありません。これは商用ソフトでもシェアウェアでもフリーソフトでも... すべてにおいて同じ条件です。

HelpDesignerを使って得た生産物の著作権はその生産物の作者にあります。 ...という感じです。

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Q13

デバッグビューに"Note"だとか"Warning"だとかが出てくるんですが、これってなんなんですか?英語のメッセージが表示されていて意味がよく分からないのですが... ?

A13

英語の勉強をしましょう。 ...というのはまったくの冗談です(^-^;

HelpDesignerはヘルプファイルを作成するときに、エラーログを取るように設計しています。

このエラーログは"***.err"("***"にはプロジェクトファイル名が入ります。)という名前で、プロジェクトファイルと同じフォルダに作成されています。

ERRファイルはプロジェクトに問題があってもなくても作成されまして、問題があった場合はその問題の種類と説明が書かれるようになっています。

デバッグビューにはERRファイルをチェックして、問題があったら項目として追加していくようになっているので、デバッグビューに"Note"だとか"Warning"だとかが出てくるということは、そのプロジェクトに何らかの問題があることを表しています。で、"Note"だとか"Warning"だとかは「その問題の"程度"」ということになります。

問題の種類は"HC****"("****"には4桁の数字が入ります。)と表記されていまして、デバッグビューでも確認することができます。

【Note】
"Note"はもっとも重要度が低い問題です。HelpDesignerの総合環境のなかでヘルプを作成しているときはあまり見る機会がないと思いますし、実際にあってもヘルプを閲覧するのには影響が出ないような問題です。

"Warning"があるためにそれにつられて出てくることもあり、1つの"Warning"の原因を取り除いたら"Note"が出なくなった、なんてコトもあります。

【Warning】
"Warning"は「コンパイルには成功したが、ヘルプファイルには何らかの欠陥があるかも知れない」という問題。HelpDesignerの総合環境の中では一番見る機会の多い問題になります。

特に注意すべき"Warning"は"HC4002"や"HC4010"で、これらの"Warning"は"{"と"}"との数の不一致が原因で起こります。

これらにつられていろんな"Note"や"Warning"出ることもあります。特に"HC4010"がそうなんですが、"HC4010"を修正したら他の問題がなくなった、なんてコトも多々あります。

この"Warning"が発生した場合はメニュー[プロジェクト]-[括弧の適合チェック]コマンドを実行して、プロジェクト内の"{"と"}"との数の適合性をチェックして下さい。不適合なページがあったら修正して下さいね。

【Error】
"Error"はもっとも重要度が高い問題です。コンパイルに失敗した... つまり「ヘルプファイルが作成できなかった」ということになります。

ちなみに、HelpDesignerには完全に日本語訳されたコンパイルエラーヘルプが標準で含まれていますので、エラー発生時のトラブルシューティングに役立ててください。"Helphc.hlp"がそれです。

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Q14

ツールバーのボタン表示がおかしいです。どうしてでしょう?

A14

NeoMagic社製のグラフィックチップを使ったノートパソコンでこの現象が起こるみたいです。ユーザーからの報告では「16bitカラーから23bitカラーに変更すると不具合が解消される。」ということを聞いています。

この不具合にはこちらでは対処できないので、上記の方法がとれないとなると、ドライバの更新を待っていただくしかありません。

最近(2001/09/28)はこの問題を聞かなくなりました。ドライバのアップデートがあったんでしょうか?

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Q15

いつからかトピック領域で日本語を入力しようとIMEを立ち上げても、インライン編集できなくなりました。また、入力した文字も正しく表示されません。

A15

WindowsのRichEdit関連のファイルが何らかの理由で英語版に上書きさた可能性があります。WindowsのSystemフォルダ(NTの場合はSystem32ですね。)にあるRiched32.dllの[プロパティ]-[バージョン情報]-[言語]を確認してください。ここが英語になっているのならWindowsのCD-ROMから日本語版のRiched32.dllをコピーする必要があります。

これでほとんどの場合、大丈夫だと思います。もし、上記の作業を行っても不具合が直らない場合、IE(インターネットエクスプローラ)を再インストールしたり、WordViewをインストールしてみたり、RichEdit関連のファイルが更新されるような作業をしてみてください。(どんな作業でRichEdit関連をファイルが更新されるのか、私はいまいち理解していません(^-^;)

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Q16

HTML Helpなるモノがあることを知りました。HelpDesignerでもこのHTML Helpを作ることができるんですか?

A16

HelpDesignerはHTML Helpを作成できません。ちなみにHTML HelpというのはInternet Explorer 4.0から採用された新しいヘルプシステムでして、名前の通りHTMLでトピックを記述します。HelpDesignerで作成できるWinHelp4.0と比べると、HTMLを使うので当然表現力の高いヘルプファイルが作成できます。ただし動作はWinHelp4.0と比べるとちょっと重いですね

当然Win 98やWin 2000、Office 2000でも採用されているヘルプシステムですから、今後はこちらの方が主流になっていくでしょう(現状ではまだ主流とはいえませんね)。HTMLでヘルプを作るとホームページと文章を共通化しやすいというメリットもありますし。

ですが、WindowsでWinHelpが使えなくなるコトはないでしょうし、何よりWinHelpには「動作が軽い」というメリットがありますから、オンラインソフトの世界ではまだまだWinHelpの方が主流として使われるのではないでしょうか? まあ、オンラインソフトの作者の考えかた次第ですが(^-^;

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Q17

プロジェクトファイルのあるフォルダに"*.hls"というファイルが作られるのですが、これはなんなのでしょうか?

A17

これは"HelpDesigner コンテキストリスト"というものでして、 DEKO氏 作のSHG Editorとの連動をどうしようかと DEKO氏 と相談していたときに考えられたファイルです。

ですので、HelpDesignerと連動するツールを作ろうとした場合に使えるファイルだというコトですね。プログラマの方は腕を振るってみて下さい(^-^)

で、どんなファイルかといいますと、現在の仕様では対象プロジェクトの全ページの"タイトル"、"コンテキスト"、"コンテキストID"、"属性"情報が含まれています。

コンテキストリストには常に最新の情報が含まれているコトが保証されています。

ファイルの形式はWindowsのiniファイル形式になっていまして...

---ここから---
[Title]
TItemCount=1
TItem001=はじめに

[ConText]
CItemCount=1
CItem001=HLP000001

[ConTextID]
IItemCount=1
IItem001=1

[PageAttr]
PItemCount=1
PItem001=0
---ここまで---

...こんな風に記述されています。iniファイル形式ですからアクセスは簡単ですが、すべての情報を取得しようとした場合、iniファイルとしてアクセスしてしまうととても重いです(^-^; Delphi使いの方はこれまた DEKO氏 作のTHelpContext Selectorのソースコードが参考になりますので、iniファイルとしてアクセスしない方が良いです。

で各種セッションなどの説明ですが...

[Title]はその通りページのタイトルの情報が含まれているセッションです。CItemCountはアイテムの数の情報ですね。CItem001〜CItem512まででページのタイトル情報が書いてあります。

[ConText]はコンテキスト、[ConTextID]はコンテキストIDの情報がそれぞれ含まれています。仕様は[Title]と一緒ですね。

[PageAttr]はページの属性情報が含まれているセッションです。「なぜ今までのセッションが[Title]とか[ConText]とかなのに[Attribute]じゃないのか?」というツッコミはしないでください(^-^;

このセッションですが、PItem001=以下の数値は下のような意味になっています。

    通常のページ = 0
    ポップアップ属性 = 1
    ブック属性 = 11〜19

こんな感じです。ブック属性の数値から10を引くと階層レベルが分かる仕組みですね。

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Q18

HelpDesignerにヘルプコンパイラ起動時のオプションや、コンパイル準備のウエイトを設定できる隠しオプションがあると聞いたのですが?

A18

あります。特にコンパイル準備のウエイトなどは環境によっては必要がない場合もありますので、ウエイトを"0"にするなどの処置をしても良いかも知れません。

ただし!これらはすべてサポート外の作業になるので気を付けてくださいね。使い方を誤るとエラーの原因になります。

で、隠しオプションの設定方法ですが、これは直接"Helpdes.ini"をエディタで編集するコトになります。

---記述の例---
[Compile]
ReadyTime=0
ReadyNum=0
Command=/x
---例おわり---

こんな記述を"Helpdes.ini"の最後に付け加えてみて下さい。これでウェイトを0秒にすることができます。

さて、オプションの意味を詳細に...

"ReadyTime=" ウェイトの最大時間をミリ秒単位で指定します。デフォルトは1500=1.5秒です。

"ReadyNum=" ここの数値分ループを繰り返すコトでウェイトを入れています。この部分にとんでもない数字を入れても、ReadyTimeで設定した時間が経過するとループは途中で止まります。デフォルトは6000です。

え〜と、ここは説明が必要ですね。基本的にはReadyNumで指定した数ループを繰り返すモノだと思ってください。実行する環境によってループが終了する時間が変化すると思いますが、早いPCの場合はそれほどウェイトの必要がないと思うので、時間だけのウェイトにはしていないのですね。

で、ReadyTimeは間違ってとんでもない数字をReadyNumに指定してしまったりしたとき用のリミットだと思っていください。ReadyTimeに2000と設定しても、ループが1秒で終了する環境は最大時間前にウェイトが終了しますね。ですのでウェイトを調整するときは"ReadyTime"ではなく"ReadyNum"で設定するようにして下さい。

"Command="ではヘルプコンパイラを起動するときのコマンドラインオプションを指定できます。注意して欲しいのは"x"オプションを付けないとヘルプファイルが作成されないことと、"xh"オプションを付けるとヘルプが表示されたときにヘルプを閉じるまでHelpDesignerが固まってしまうコトです。

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Q19

このヘルプを読んでも具体的な使い方が理解できません。もっと分かりやすく解説してあるモノはないんですか?

A19

すいません(^-^; HelpDesignerのヘルプはリファレンス形式なヘルプなので、新規に使い出す方には取っ付きにくいかも知れません。最近ではHelpDesigner FAQを充実される、などして少しは改善されてきたかも知れませんが、まだまだの印象が強いと思います。

しかし、HelpDesignerにはたくさんのユーザーがいます。中にはHelpDesignerのヘルプに足りない情報を補ってくれるようなヘルプを作成してくれた方もいます。これらのヘルプは「HelpDesigner関連ツール」として、関連ツールのページで公開していますので、そちらの方も参考にしてみてください。

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Q20

自分のPCで開いたヘルプファイルのタイトルがすべて「1 (Help Author On)」と表示されるようになってしまいました!

A20

ヘルプファイルを「Help Authorモード」で開くようになっているようです。このモードはHelpWorkshopの[メニュー]-[File]-[Help Author]のチェックを外せばOKです。

また、Help Authorモードになっている状態で右クリックメニューを表示すると...

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